田村のゆめづくり委員会防災対策部会では、9月10日(水)中名田公民館で、まちの防災研究会の松森和人氏をお招きし、「自分たちの地域は自分たちで」災害から命を守る行動とは・・・の防災研修会を開催した。
中名田地区民(区長・区長代理・田村のゆめづくり委員会理事・消防団員・民生委員・日赤奉仕団・自警団員・防犯隊など各種団体)約60名が参加。
8月に広島市で大規模な土砂災害があり、多くの人命が失われている状況でもあることから、特に山間部の中名田地区は、いつどこで土砂災害が起こってもおかしくない地域であり、決して他人ごとではない。
◆中名田地区の現状
中名田地区は、平成16年10月に応急活動体制計画を作成し、地域内で災害の発生または発生するおそれがあるときに、災害対策本部を中心に各種の情報収集と対策など緊急体制を整備している。
さらに、各種団体が協働して役割分担を持って、災害対応が行えるよう、また、平時から防災・減災の研修等が行えるよう中名田地区自主防災組織を平成24年7月に立ち上げた。
しかし、いずれの計画や組織も、近年、災害を経験した区長や区長代理しか理解しておらず、ほとんどの地区住民は、この計画や組織を知らないのが現状であり、また、災害が発生しても、一人で過ごすより助け合いができる場所などの避難場所の確保や区や集落ごとの要援護者の体制整備が進んでいない。
◆平成26年度田村のゆめづくり防災対策部会取組み
田村のゆめづくり委員会では、人口減少や少子高齢化、地域コミュニティの希薄化が進んでいる中、 地域の特色を活かした主体的なまちづくりを進めている。
・各区組長会での防災に対する意見集約
・防災備品の充実に伴う倉庫の設置
・水防に対する強化として土のう用砂利置き場の設置
・防災研修会の実施 など
今回の研修をもとに、各区、集落で避難場所の確保や要援護者の避難体制の整備を進めていく予定。
投稿者:田村の子