自然環境関連のイベントをお手伝いすることになり、その中で”丸太コンロ”をやってみようということになりました。
「どんな感じなのだろう?一度やってみなければなるまい!」
ということで、イベントを主催するNPO法人”WAC!おばま”の理事長さんと、2つのタイプを試作して見ました。
どちらも空気の流れを利用したもので、いたってシンプルなのですが、煙突効果による燃焼効率はなかなかのモノです。
その1:丸太タイプ
・今回は、直径20センチ強×長さ30センチ程度の枯れたヒノキを使用
・写真のように丸太上部に切り込みをいれる。道具はチェーンソー。長さは丸太の3分の2程度。
・丸太底面から上部の中心に向かってチェーンソーで突っ込み切りをして、穴を貫通させておく。
・中心部に火種を入れて着火する。
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丸太タイプ |
※斧で完全に割ってしまうやり方もあります。隙間の開閉で火力調整ができます。昔はチェーンソーがありませんから、元々はそのやり方だったのだろうと思います。
その2:薪を束ねたタイプ
・長さ40センチ、直径3~5cmほどの薪を束ねた(今回は原作忠実にツルを使用。針金を使えば確実)。
・隙間を確保するために、短い薪を中心に入れて結束した。
・杉葉や小枝などの焚き付けを中に仕掛け、火種を入れて着火。
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薪をまとめたタイプ |
今回使用した火種は、おなじみ”松のジン”。割箸一本程度のジンで着火しました。頼りになる着火材です。
いずれも、湯沸し・調理に使える火力を発生します。
英語名はSwedish torch(スウェディッシュ トーチ)と呼ぶらしいです。狩猟などで移動することが多い生活環境が生んだ工夫なのかなぁ・・・などと考えてみたりしました。
87%が山地といわれる当地区では身近な素材ばかりです。
野外活動のときにでもいかがでしょうか \(^o^)/
投稿者:きっこりぃ