2016年11月27日日曜日

原子力災害広域避難先視察

以前、事前下見で兵庫県養父市に視察に行ったが、今回は、避難先である養父市の市の担当の方にお話しを聞きながら各区の避難所の視察を行った。
しっかりと私たちのことを考え、避難受入れ準備が出来ている話をしていただき、心強く感じたところである。



バスの移動と聞いているが、多分、ほとんどの方が自家用車の移動されると思い、駐車場の確保は出来ている。各インターからの誘導は、警察や消防団を考えている。

各体育館については、段ボールベッドの準備を予定している。


2次的避難として、要配慮者については、ホテル、旅館を考えている。また、長くなれば、空き家や市営住宅の利用も必要と考えている。

子どもの教育については、避難先の保育園、小学校、中学校に、今あるクラスのところに入ってもらう。高校については、市内には、普通、農業、通信制の3高校があり、受入れについて検討している。

避難受入れ先には、自治協議会があり、今後、これを機会に定期的な交流をしていただければいかと。顔が見え、知り合え、交流ができれば、いろいろなことがスムーズに進む。

環境としては、4つのエリアには、温泉があり、また、水洗化は、100%であるとのことであった。

担当者の方の話を聞くにつれ、下見の時には、気づかないことがたくさんあった。

例えば、上田区の避難先では、駐車場がないと思ったが、近くの河川敷を活用すると言われた。

八鹿体育館、武道館の駐車場(上田区)
駐車場については、近くの河川敷を活用


また、深野区の避難先では、昔、鉱山であったため、山奥で、道路がここで途切れていると思いきや、しっかりと姫路の方までつながっていて、びっくりした。また、避難所が宿泊施設になっており、ほとんどが畳であり、住む環境が整っている印象である。

あけのべ自然学校(深野区)
施設内風景

今回、小屋区、下田区、深谷区の避難施設も確認できた。


小屋、下田の避難先については、旧関宮町の中心部であり住環境が良さそうな感じであった。

健康増進施設(小屋・下田区)


駐車場は、その横にあるグランド


深谷については、山間部に入っていくため、少し厳しい感じのような気がした。

B&G海洋センター(深谷区)


直接、現地の担当者の話が聞け、下見で感じたこととは、違ったことも多くあり、有意義な視察であった。

投稿者:田村の子

※和多田の避難所は、旧養父町の中心市街地であり、住環境は良い方かと・・・

 
養父体育館・公民館(和多田区)



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