2014年2月2日日曜日

地酒『田村のめぐみ』仕込完了!

 『田村のめぐみ』の仕込が本日行われるということで、㈱わかさ冨士(小浜市木崎)さんにお邪魔してきました。
日本酒ができるまでの工程
説明を受けています。
写真の木製の箱ですが、上部が金網で仕切られていて、下部には丸い穴が1ケ所開けられています。後の工程で登場しますが、金網の上に布を引いて、蒸し上がった酒米をひろげ、丸い穴からファンによって空気を吸い出すことで手早い冷却ができるという仕組みだそうです。

ここは2階なのですが、メインの大きなタンク上部が2階の階高(床)になっています。
上の写真の奥に写っている”木枠で囲われた穴”の下がタンクです。
 
そこを覗かせてもらうと、発酵中のタンクが見えました!。
ちなみに、発酵中のタンク内部は酸欠状態で、落ちたら助からないので木枠は安全対策とのことです。酵母の活動おそるべしです。
タンクの中で発酵中
『田村のめぐみ』につきましては、醸造量が少ないので、特別の小型タンクを構えていただきました。また、タンクが小さいってことは、投入口(2階床)から距離が生じるので、特別な”シューター”も同時に構えられていました。
いろいろとありがとうございます。m(__)m
シューターは竹製で内部が樹脂で覆われています
タンクの中には、濾過処理された亀ヶ淵の水が入っています(おおお!!)。

別の場所では、中名田産の五百万石が蒸し上がろうとしています(おおおお!!)。
奥で湯気を上げています
酒米は、食べるお米と違って、高温の蒸気で蒸し上げるとのこと。パラパラっとして、処理がしやすい仕上がりになるそうです。
蒸し上がり間近
間もなく蒸し上がるとのことで、あの”箱”に白布が敷かれてスタンバイしています(ワクワク)。
我々も作業のお邪魔にならない場所へ移動します。 

 
蒸しあがりました!
蒸し上がりと同時に、手早く均一に酒米がひろげられます。

次は、冷ます工程です。手でひろげながら、ムラなく空気に触れさせている感じです。
冷却工程です
ある温度まで冷めたら、いよいよタンクに投入です。
投入されました!
「亀ヶ淵の名水と、田村の五百万石がめでたく結ばれた瞬間でございます。みなさま今一度大きな拍手をお願いいたします!」 
結婚式調で言うと、そんな感じの瞬間ですね(^_^)

攪拌する櫂の棒が見えます

『田村のめぐみ』に関しては、この後だいたい2週間くらいで上槽(初搾)見込みとのことでした。
酵母菌の活動は気温に影響されるのですが、タンクが小さいと気温変化の影響を受けやすいので、気温によっては周囲を氷で覆うなどの工夫も必要になるとのことです。わかさ冨士さん、お世話になりますが、どうかよろしくお願いいたします。m(__)m


以上、『田村のめぐみ』本日仕込のご報告でした。



投稿者:きっこりぃ

1 件のコメント:

  1. よくわかる説明ありがとうございます。
    はじめてのインフルしんどいです。(泣)

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